世界観概要

 天変地異とも呼べる災害により、大陸は形を変え、災害を機に発生している「妖魔」と飛ばれるモンスターによって人類の生活圏は大きく狭まれました。通常の火器兵器は悉くが無力である中、人類は妖魔の発生と同じく発現した『魔術』でもって対抗しました。

 災害から40年経った今では、大都市が『結界』で生活圏を維持しています。主に結界は宗教施設や魔術結社といった組織が構築して社会を護っていますが、力の弱い組織や物資の乏しい土地では生きるのもやっとな状況です。

 詳しくは世界観詳細と日常生活についてを参照して下さい。

魔術とは

 魔術とは一般的に人々の意思で超常的な現象を起こすことの総称又は文化です。要約すると「目に見えない、科学でも証明されない力を使うこと」といえます。そして、リアル魔術TRPG荒廃のマギカにおいては「一旦、魔術や妖怪・魔物などオカルトの存在を否定」しています。

 目に見えない、理解できない、感じ取れないものは存在しないと同義。魔術とはただの1つの文化でしかないと定義しています。しかし災害を機に魔術は現象として発現し始め、徐々に『世界の常識』へとなりました。

 

●レゾン

 これら魔術を使うには精気を扱う素養の他、強い思いが重要となります。

 荒廃のマギカ世界では哲学用語に準えてこれを『レゾン』と呼称しています。これは哲学者サルトルが提唱した『存在理由(レゾンデートル)』が基となっています。

 自身の存在理由を明確に認識した時、他者の存在理由を解した時。それらを胸に秘め示し続ける限り、魔術師に真の「死」が訪れることはないでしょう。

 逆境から這い上がろうとする想い、他者をいたわる心、荒廃した世界を生き抜く執念――それら想いの強さが『魔術』です。

 

 ●種族について

 魔術師とは別に、荒廃のマギカでは種族と呼ばれる者達がいます。

 種族は現在確認されているだけで「吸血鬼」「亜人」「機械人形」がいます。

 いずれも元はただの人間や人形でした。しかし災害を機に龍脈がもつ強い霊気によって体組織が変化したり、魂を持ちました。

 その発生原因から彼らを『妖魔』と同一視する人々もいます。

 彼らは一般的に迫害の的とされていますが、魔術師の中には優秀な素質を持った者達として歓迎する者もいるようです。

 詳しくは各魔術系統のスキル表ページをご覧ください。

 

荒廃世界での暮らし

●日々の生活

 世界はほとんどが荒廃しており、今なお復興途中です。

 魔術師達は一般人と比べ、収入を得られる手段が多くありますので食べることについてはそうそう困りません。一般人も大都市に住むものたちであればなんらかの仕事をして生活を送っています。

 しかし都市部とその他地域では文明レベルに差があります。通電や電子機器の有無、人での不足などが理由です。

 都市から遠く離れた小さな村では一般人はパン1つや水を得られる手段も限られています。

 餓死者や疫病などが広まることを食い止めるため、人々を助けることも魔術師の役目といえます。

 ただし義憤で飯は食べられません。後述する『仕事』として人助けを行うかどうかについては自由です。

 

 

 ●魔術師の仕事

 魔術師の仕事は多岐にわたります。以下に主な仕事内容を記載しました。魔術結社に属するか、フリーかで仕事の種類はやや変化します。又、フリーか魔術結社員かに関わらず仕事を受けるためには魔術師として登録されている必要があります(PCは登録済)。登録は魔術師になる際、国際魔術連盟(IMF)又は結社で行っているものとします。この登録情報を基にクエストを受ける権利を得られます。又、クエストを受ける際のチーム編成も鑑みられます。

 

  ・魔術結社員

 土地の管理・運営・開拓が主な仕事です。都市全体を護る『結界』の維持や街から離れた発電所と通電設備を維持すること、他の地域と都市部の「行路」を開拓することなど大事な仕事を任されています。

 又、街ではフリーの魔術師くずれや魔術的加工が施された武器を持つ一般人が犯罪を犯すこともあります。それらを取り締まることも結社員の役目です。

 

  ・フリーの魔術師

 一番多い仕事は魔術結社や国際魔術連盟や地方の魔術結社から発行される「クエスト」です。

 正規の結社員だけでは手に余る依頼などがクエストとしてその土地の施設に掲示されます。

 子猫探しや物品の呪的加工、荒くれものの討伐や果ては遠く離れた地域を調査してくるものまで多岐に渡ります。仕事内容は大小様々ですが煩わしい結社員の上下関係やルールに縛られないため、フリーになる魔術師は多くいます。ただし敵対組織や人々に乱暴を働く輩もいるため信用は魔術結社員に比べるとやや落ちるでしょう。

 

 結社員、フリーの魔術師の区別なく、その他個人からの依頼を受けることは自由です。

 行路開拓の依頼で結社員とフリーが長期間の旅をすることもあります。生き方の違いは様々なシナリオを生むきっかけとなるでしょう。

 クエストは受理した時点で国際魔術連盟(IMF)、又は魔術結社の印入りクエスト用紙が発行されます。この用紙は偽造が非常に困難であり、同じクエストを受けた人物が一目でわかる作用を持っています。