●世界観背景

 18世紀から19世紀にかけてヨーロッパで作られた自動人形をオートマタと呼びます。当TRPG内ではより広義的に、ビスクドールやからくり人形、近代機械などが魂を宿して自律しているものを総括して呼称しています。

 吸血鬼などとはやや異なり、災害後に龍脈の影響を受けて『魂』を持った人形たちをこう呼んでいます。彼らは人間と同じように自律しており、自身で考えて行動します。災害前の『人工知能』が魔術的に発展した形とみてもよいでしょう。

 彼らの多くは自律していますが主を求めています。災害前の人形や道具としての意識が強く、自身を使ってくれることに喜びを感じています。ただし捨てられたビスクドール、古くなって廃棄された工業機械など雑な扱いを受けた者達は往々にして怨念を持ちやすく妖魔と化してしまう者もいるようです。

 荒廃のマギカ内においてはより広義的に「自意識を持ち稼働する人形」全般を指す。西洋のオートマタや日本のからくり人形が最も数が多くポピュラー。そのほかにも龍脈の影響により魂を得たビスクドールや浄瑠璃人形といった稼働機構を持たず呪力によって動く人形も災害後の世界ではオートマタと呼ばれている。彼らの多くは人に作られたことから「人に仕えたい」という奉仕欲求がある。自身たちをよりよく使ってほしい、人間的な暮らしをしたいと考える人形もいる。実際にオートマタと婚姻した例も確認されている。ただし災害以前より雑な扱われ方をしてきた人形については恨み辛みによって荒御魂となったケースもある。

 

◎史実・文献補足
●機械人形(オートマタ)

  18世紀から19世紀にかけてヨーロッパで作られた自動人形。「人間が触れることなく自動で動く人形」という考え自体は古く、ユダヤのゴーレムやギリシア神話のタロスにも描かれている。

 ゼンマイ仕掛けの人形としては18世紀の発明家ジャック・ド・ヴォーカンソンがアヒルの人形を作ったことが近代におけるオートマタの発祥とされる。絵画を描く、楽器を弾くなど機能はさまざまであるがそのどれもが美術的価値に重きを置いたものが多い。日本でも「からくり人形」として書道をしたり、弓を射るといったものも存在している。中にはお茶を運ぶ役割を持たせた人形もいる。

 文明の発展により電気製品が現れ出してからはオートマタの需要は減少していく。現代においてはロボットがその位置に取り変わったといってもよいだろう。ただしゼンマイ仕掛けで人のように動く不気味さやレトロイズムに神秘性を見出した者も多くおり、小説や歌劇ではしばし魂を持った人形の話も書かれている。

 

 


●関連NPC

『機械仕掛けの街の菓子職人』エリック(機械人形/ゾロアスター教)

『茶飲みカラクリ』七島権兵衛(機械人形/神道・神楽)

 

❖初期取得オススメスキル

・武器魔改造:レンジや属性、攻撃力を自由にできる武器を1つ所有できるようになる。

 

・装備魔改造:命中や回避などが低い場合であっても技能判定に置き換えで対応可能。

 

・マシンナーズ・ワンショット:武器攻撃に必中を付与する。確実に攻撃を当てていく。